東日本大震災の発生から14年。各地で追悼の祈りがささげられました。秋田市では、市民などがピアノの音色と歌に乗せて被災地に思いを届けました。
秋田市のエリアなかいちでは、被災地への思いを込め、ストリートピアノを演奏するセレモニーが開かれました。このセレモニーは、東日本大震災の翌年に鹿児島でスタートし全国に輪が広がっていて、秋田では今回が初めての開催です。
セレモニーでは、地震が発生した午後2時46分に黙とうがささげられました。
続いて、集まった人たちがピアノの音色に合わせて合唱しました。
福島・宮城・岩手で被災したあと、秋田県内で避難生活を続けている人は、いまだ138世帯348人に上ります。
集まった人たちは、1日も早い被災地の復興を願い、歌声を響かせていました。
参加者は「被災者に直接届いているかはわからないが、心の中で一人一人が思っているだけでも、少しでも支えになっているのではと思う」と話しました。
イベントを主催した今井卓也さんは「震災では多くの命が奪われた。まだまだ困っている人もたくさんいる。イベントを通して、日々の小さな幸せや人を思いやる気持ちを大事に思ってもらいたい」と話していました。
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